位置は大まかに正面とサイドに分類され、さらにそこから分化していきます。
実行性と、ズレやすさの二点で説明していきます
まずは、正面の中での位置を大まかに説明していきましょう。
上の画像の赤色の部分は、普段技を行う位置で動きを行うにあたって、無理の少ない位置です。
ただし、腕がぶつかる為、サイドで行われるような技は実行できないです。
一方、オレンジの部分は両手をその場所に置くとき、腕を前後にずらすことでサイドの技もできるようになります。
ただし、やや無理のある位置になりやすく、動きはやりにくいため、ズレがおきやすくなります。
上のシミュレーションのように、工夫すれば普段実行できないような技もできるでしょう。
実行しやすさについてみていきましょう。以下は左手の実行する際の範囲についての図です。
上の赤色の円の内側は動かしやすい範囲です。主に、肘から肩の間くらいに円の中心が来ると思います。
他、オレンジ、黄色となるにつれ、やりにくくなっていきます。
黄色の線は動かせる範囲の境界をあらわしていますが、この半径は肩から手までの長さです。
以上は個人差や練習の仕方によっても変わってくるので、細かなところは違ってくるかもしれませんが、「遠くなるほどやりにくくなる」ということには気をつけておきましょう。
なお、上の範囲は体が固定されていることを前提としていることに注意してください。
しゃがむ、横に移動する、台に上るなどの行動がうまくできるのならやりやすさや実行可能な範囲は変わってくるでしょう。
ズレの要因となる要素をもう少し見ていきましょう。以下の上から人を見た図を見てください。上が正面です。
手は円上に動かしやすいということに注意しましょう。
手が体とほどほどの関係のときは肘などもあり、問題は生じにくいですが、体から遠かったり、左手が右手側にいくなどの場合、それに応じて円軌道になりやすいです。
しかし、黒色のエイトリングが本来いるべき面は直線てきなので、うまくやろうとするとやや無理をしなければならないです。
面ズレなどが非常に生じやすいので、体から離れるときは特に気をつけてみましょう。
やり方については「2枚」のページを参考にしてください。
止まって実行する場合は上の図のように、上下がリング5個。左右がリング3個分くらいの大きさの動きが限界になります。
左右方向を増やしたい場合は移動することになるので、そのような技はどちらかというと正面でやるほうが適しているでしょう。
一方、左右の手が近いような、エイトリングが重なりやすい技は実行するのに適しているでしょう。
正面縦系にはズレが起きやすいので、そのズレを説明します。
上の図のように縦に3つのリングが並ぶ際に上側のエイトリングが傾きやすいです
上側にあるエイトリングのを持つ手は、もう片方のエイトリングの真上に行かなければならず、意外と無理がある状態になっています。
対策としては、意識するとだいぶ改善されやすく、また、全体的な位置を下げるという方法もあります。