いままで、片手の動きを紹介しましたが、いよいよ2枚のエイトリングを使っていきましょう。
今までのアイソレ、アンチスピン、ポイントスピンなどの組み合わせた技がほとんどですので、組み合わせるためのエッセンスを見ていきましょう。
はじめに、以下のオルタネイトという技をやってみましょう。体の正面で行う技です。
まず、左右の回転方向については自分のできるパターンのみやってみましょう。片方ずつ動かせばよいので、左右それぞれアイソレができれば準備はOKです。
大きく変わるのは、2枚に前後差をつけなければならないことです。左右のどちらが前でも構いません。
上の画像のように、エイトリングが平行になるように前後に構えます。一番右の例はブレの原因となりうるので、できるだけ避けるほうがよいでしょう。
前後にする分、回すときの面をある程度意識しないといけなく、また、多少まわしにくくなります。
前に出ている手にあわせ、片足を前にだして足にも前後差をつけると、体が傾いてまわしやすくなる場合もあります。
前後差の幅は上の画像のように、手の近くの骨の付近が最小で、そこからやりやすいようにもう少しだけ距離をあけます。
個人差は大きいと思うので、参考程度にしてください。
他、正面で行う技については、大体の技はアイソレとアンチスピンの組み合わせでできるので、いろいろ試してみてください。
体の横で行う技です。腕が邪魔になる技はサイドで行うとよいです。
上のシミュレーションのはじめの技などは、下の図のように体の向きを変える必要があります。2つ目の図の矢印の幅が、エイトリングの長辺より長ければ実行できます。
サイドでは、アイソレーションがとまりにくかったり、軌道のブレが起きやすかったりし、それが認識しづらいので、映像を取るなどして確認をしましょう。
ここでは、細かなブレを減らすためにできることをまとめます。
ある程度技ができて慣れてきた人を対象としています。内容は別に用意したページとある程度かぶっていると思います。
二枚になることで、新たに左右のエイトリングの回転がそろっているかどうかという位相ズレを考えなければならないです。
エイトリングは比較的に位相ズレは気になりにくいですが、マグネティックバトンはかなり目立つので、マグネティックバトンがあれば、少し練習してみるとよいかもしれません。
以下はアイソレーションでのブレの例です。1周目はただしいもの。2周目は左手が先行しているものです。
認識しやすいように、ずれ具合は技ごとにばらばらにしました。
ポイントとして、エイトリングを指で回す際の受け渡しの"タイミング"が左右でそろうとよいです。左右でテンポがズレて動作をおこなうのは難しいからです
ここで、どの指と指の間かは気にせずに、同時に受け渡したかどうかのみを気にするとよいです。
詳しいことは別のページにもまとめましたので、そちらも参考にしてください。